ブランディング戦略の神髄

いつの時代もブランディング戦略は、企業活動の中で非常に重要視されています。お客様に、その会社の製品やサービスを知ってもらわない事には商売になりらないからです。だから昔から、だれでも知っているような商品を「ブランドもの」なんて言ってますよね。例えば高級腕時計と言えば、かならずロレックスと言うくらい有名なブランドがあります。このブランドがついている新製品が出ると何十万円だしてもかならず購入する人が大勢います。こうなると値段など二の次になってくるから不思議です。ここまでブランドが強くなると他社はなかなか対抗できません。安売りはしないで済むし、大きなデザインの変更なども求められません。そのブランドの持つ「らしさ」が重要になってくるからです。顧客にとっても信頼のブランドを持つことによって、人となりを表現できるようになるわけです。

ブランディング戦略について

ブランディング戦略は、お客様に物を買っていただく上で大切な戦略です。例えば、高級な服が売っていても、自分が知っている信頼できるブランドでなければ、値段に見合う価値を感じられず、買おうとはなかなか思いません。ブランド名から思い浮かべるイメージが、自分の買いたいものと一致する時に、お客様は買ってもいいかなと思うものです。それは人にも当てはまると思います。人から見られたいイメージの自分を演出することがブランディングになります。「てきぱきと仕事をこなす人」だと相手に受け取られたいとします。こまめで丁寧な仕事ぶりや、雑務でも手を抜かない姿勢などを示して、相手の信頼を得ます。努力を積み重ねることで、「てきぱきと仕事をこなす人」というイメージがつきます。私=てきぱきと仕事をこなす、というイメージがつけば、相手が仕事を頼みたい最適な人物として思い出してもらえることでしょう。

ブランディング戦略のポイント

僕は、とあるカウンセリングの学校に入っていた時期があります。その学校は出来てからまだ10年もたっておりませんでしたが、初年度から黒字を計上し、現在では相当な数の生徒が居る、それなりに大きな学校に成長しています。なぜこの学校がそこまでうまく行ったか尋ねたら、ブランディング戦略に成功したからと言っておりました。その学校の特徴は「認知行動療法」と言う心理療法を教えることを売りにしておりました。じつは認知行動療法は臨床心理士のような心理のエキスパートでしか使用するのが難しいものなのですが、それを専門に教えると言うことで、生徒が集まるようになったと言っておりました。このような形でうまく「自分のところにしかない長所」を持っているところは、やはりそれを前面に押し出すだけでも大きな効果が出るのだろうな、と感心しました。

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